玉造小学校のまとめ

住所:大阪市中央区玉造2-3-43
電話番号:(06)6941-1012
生徒数:641名
1クラス約30名
1年:4クラス
2年:3クラス
3年:3クラス
4年:3クラス
5年:3クラス
6年:3クラス
特別支援学級:5クラス

創立:明治6年
URL:http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e551120

中央区:学校区

大阪市立玉造小学校
(おおさかしりつ たまつくり しょうがっこう)は、大阪府大阪市中央区玉造に位置する公立小学校です。校区は玉造・森之宮界隈を含みます。現在の状況と課題についてご紹介します。

(1)安全・安心な教育の推進
玉造小学校では、高学年の児童を中心に、リーダーシップの理解と主体的な行動が見られます。また、低学年でも学校をより良くする意識が育っています。
しかし、近年は児童数の増加や家庭環境の多様化などにより、集団育成における課題も浮き彫りになってきました。社会経験の差が顕著になり、社会生活における課題も増えています。
一方で、予測困難な時代に入り、学校教育への期待はますます高まっています。グローバル化や社会の複雑化に対応するために、良好な人間関係を築く力やコミュニケーション能力、異なる価値観を受け入れる柔軟性や寛容性、創造性を育む力などが求められています。
また、「主体的で対話的な深い学び」を追求するためには、集団の質や児童一人ひとりの態度の向上が重要です。これらの課題を踏まえ、玉造小学校では、学習意欲や生活の向上への意欲を育成し、児童一人ひとりの主体性を活かす取り組みを強化・充実させることに注力しています。

現在の玉造小学校の児童は、落ち着いた態度で意欲的に学習に取り組むことができます。全国学力・学習状況調査では、国語と算数の平均正答率が全国平均を上回り、無回答率も低い結果が示されています。また、大阪市小学校学力経年調査でも、全学年・全教科で大阪市平均を上回り、学習内容の定着が確認されています。
しかし、これからの時代に必要な資質や能力を育成するためには、学習指導要領や大阪市教育振興基本計画に基づき、「主体的で対話的な深い学び」を推進し、ICTや図書の活用などを通じて、児童の論理的思考力をより深める必要があります。また、国際社会で活躍するためには、英語を積極的に学び、コミュニケーション能力を育成したいと考えています。

運動能力や運動習慣については、全体的な結果が全国平均を下回っていることが課題となっています。校舎増築工事により運動場の使用が制限されていたことが影響していると考えられます。これまでの取り組みでは、体育科の授業改善や運動用具の整備を行い、児童が様々な運動に親しむ機会を増やしてきました。今後も運動能力の向上を図るために取り組みを継続し、幅広い運動能力の育成を目指します。

学びを支える教育環境の充実
児童の学校生活の充実には、教職員を含めた学校環境の充実が欠かせません。児童一人ひとりの可能性を引き出し、学力の個人差に対応するために、1人1台の端末を活用した効果的な学習環境を整備したいと考えています。

また、教職員の業務改善にも積極的に取り組み、それぞれの教職員が持つ資質や能力を十分に発揮できるようにしたいと考えています。教員の力量向上により、より質の高い教育を提供することを目指します。

さらに、以下の目標を設定して取り組んでいます。

年度末の校内調査において、
「学校の決まりを守っていますか」と回答する児童の割合を90%以上に維持する(95%を目指す)。
年度末の校内調査において、「学級・学年の活動に協力してやり遂げるように進んで取り組んでいる」と回答する児童の割合を90%以上に維持する(94%を目指す)。

年度末の校内調査において、
「自分には良いところがあると思う」と回答する児童の割合を85%以上にする(89%を目指す)。
毎学期、「いじめに関するアンケート」を実施し、明らかになった課題を解消する。
いじめや不登校、虐待などの課題解決に向け、月に1回のスクリーニング会議(いじめ・問題行動対策委員会)を開催し、情報共有と対策協議を行う。
関係機関と連携して対策を検討し、支援につなげるために、学期に1回のスクリーニング会議を開催する。
学力面では、学力経年調査の平均正答率を大阪市平均より8ポイント以上上回るようにすることを目指します(+8.24を目指す)。

運動面では、年度末の校内調査において、「進んで運動をしていますか」と回答する児童の割合を85%以上に維持します(88%を目指す)。

感染症予防に関しては、年度末の校内調査において、「感染症予防に気を付けて行動していますか」と回答する児童の割合を85%以上にすることを目指します。

また、読書への関心を高めるために、年度末の校内調査において、「読書は好きである」と肯定的に回答する割合を85%以上に維持します(91%を目指す)。

地域の理解を深めるために、年度末の校内調査において、「地域のことを学ぶ学習や活動は楽しいですか」と肯定的に回答する児童の割合を80%以上にすることを目指します。

さらに、教員の研究や研修の充実を図るために、年度末の校内調査において、「校内研究・研修は充実していた」と回答する教員の割合を80%以上にすることを目指します。

大阪市立玉造小学校は、安全・安心な教育環境の推進、学びを支える教育環境の充実に取り組んでいます。児童一人ひとりの主体性を尊重し、豊かな人間性の育成を目指しています。また、学力や運動能力の向上にも力を入れており、児童の個々の成長を支援する取り組みを行っています。

これらの課題や目標に向けて、玉造小学校は継続的な取り組みと改善を行っています。教職員と児童の協力や関係機関との連携を通じて、児童の学びや生活環境をより良いものにするための努力を積極的に行っています。