- 一般的に人生の節目で保険は入る?無駄金?
- 保険の営業が儲かっている仕組みも知っておく
- 保険が無くても大丈夫?日本の制度事情
□一般的に人生の節目で保険は入る?無駄金?
結婚は、人生の大きな節目です。子供が生まれたり新しい家族と一緒に幸せな生活を送るためには、将来のリスクに備えることも大切でしょう。
今回は、結婚したときに一般的に日本人が加入している保険についてみてみます。
結婚したら入るべき保険の種類
結婚したら備えておくべき“リスク”
- 死亡のリスク:
夫婦のどちらかが亡くなった場合、残された配偶者や子どもの生活費や借り入れの返済などに困る可能性があります。一般的に住宅ローンは元々生命保険がセットなことが多いのでその場合は返済不要です。 - 病気やケガのリスク:
夫婦のどちらかが病気やケガで入院や手術をした場合、
治療費や仕事ができない期間の収入が不足する可能性があります。 - 老後のリスク:
夫婦で老後を過ごすためには、国民年金や厚生年金だけでは足りないといわています。老後3000万円問題も記憶に新しいでしょう。自分たちで貯蓄や投資をする必要があります。
~実際の保険内容は?~
上記のリスク解決が目的の商品が
- 死亡保険:
被保険者が亡くなったときに、一定額の保険金を受け取ることができる保険です。
一定の期間で解約の定期保険や亡くなるまで継続する終身保険などがあります。 - 医療保険:
被保険者が入院や手術をしたときに、一定額の給付金を受け取ることができる保険です。
入院日数や手術内容に応じて給付金額が異なります。 - 年金保険:
被保険者が一定の年齢に達したときから、毎月一定額の年金を受け取ることができる保険です。長生きしすぎた場合の老後の生活費を補う目的で加入します。
結婚する時に加入する人の意見
- 死亡保険では、
定期保険よりも終身保険が人気です。定期保険は一定期間だけの保障の為、長生きして期間が過ぎると更新する必要があります。しかし、更新の際には加入時よりも高い保険料を払うことになります。終身保険は一生涯保障されるため、毎月の負担だけで管理がしやすいようです。
- 医療保険では、
入院・手術だけでなく通院もカバーするものが人気です。
実際に病院に長期間滞在するのは難しく、基本的には退院するように病院から進められます。その為、通院は入院よりも期間が長くなる可能性が高いため、通院時にも給付金を受け取れると安心です。また、特定の病気に対応する保険も人気があります。例えば、がん保険はがんになったときに高額な給付金を受け取れる保険など、特定の治療費が高額な場合に対応します。 - 年金保険では、
積立型の個人年金保険が人気です。
積立型の個人年金保険は、毎月一定額を積み立て、契約時に定めた年齢になると年金を受け取ります。積立金額や受取期間は自己選択なため、自分のライフプランに合わせて老後の備えをすることができます。
結婚したときに入る保険の注意点
- 保険料は加入時の年齢や健康状態で決まります。若く健康で喫煙などもない場合は安く、年齢が高くなったり、病気やケガをしたり健康診断で問題が分かると保険料が高くなったり、加入できなくなったりする可能性があります。
- 保険は必要以上に加入しないこと。基本的には日本は国民皆保険である程度カバーされています。保険料が多くなりすぎると、家計の負担になったり、他の目的の貯蓄や投資ができなくなったりする可能性があり最終的に解約を迫られることもあります。保険は継続することが目的なので無理のない金額の範囲で契約しましょう。
- 保険は定期的に見直しましょう。子供が生まれた場合や住宅を購入した際など、様々なライフイベントにあわせて見直しをしましょう。特に何もなくても数年に一回は見直しをすると新しく保険のプランが始まっていてお得なこともあります。
□保険の営業が儲かっている仕組みも知っておく
ここまでは、保険加入の擁護内容ですがここからは保険業界のリアルな事情について“保険営業の歩合”について説明します。
そもそも日本人はリスクをすごく嫌います。その為、不要なほど保険に加入する人も多いですが、
基本的にはほとんどの方が“保険で得することはないです”
保険の仕組みとは、皆の保険料を使って、たまに運が悪くお亡くなりになられた方へ保険金を支払う
保険の金額は日本人の死亡率などから、適正に保たれているので保険会社は損をすることがないです。
イメージはパチンコ屋さんでしょうか。
パチンコにいって、全員が儲かるわけはないです、皆さんが賭けたお金の一部がたまに当たるわけです。
なのでパチンコ屋さんは店を構えて人が多く来れば勝手に儲かります。
その為、保険も同じく“一人でも多くの人に加入”してもらえればその人が亡くなるまで永遠月額費用を払ってくれる、素晴らしい商いなのです。
儲かる仕事の営業の歩合ももちろんと高額で
一般的ですが、皆さんが加入された保険の約10~20%の保険料は“保険営業の歩合”になります。
なので、保険の営業は一度多くの人に加入頂いたら、その人が亡くなるまで不労所得が入ってきます。
保険の営業にそれだけの歩合を支払い、亡くなったかへの保険金を支払っても、あまりある保険料を皆で保険会社に支払っているわけです。
□保険が無くても大丈夫?日本の制度事情
ここまで説明すると、“保険ってもったいない?”
それでも、旦那が亡くなったら?と思いますよね
もし夫が亡くなったとき、残された私たちはちゃんと、遺族年金という制度を利用して、お金を貰うことができます。
遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金の2種類があり
どちらも、夫が国民年金や厚生年金に加入していたことが条件です。基本的には社会保険がある会社に勤めていれば入っています。
遺族基礎年金は、国民年金の被保険者だった夫が死亡した場合に支給されます。お子さんがいる配偶者や子が対象です。子は18歳まで、または20歳未満で障害のある場合に限ります。
遺族基礎年金の額は、死亡した夫の国民年金の納付状況によって異なりますが、2023年度の場合、月額は最高で64,600円です。
遺族厚生年金は、厚生年金の被保険者だった夫が死亡した場合に支給されます。妻や子、夫や父母、孫や祖父母などが対象と幅広いです。
ただし、優先順位があります。最も高い優先順位の遺族だけが受け取ることができます。また、一定の年齢や条件を満たす必要もあります。遺族厚生年金の額は、死亡した夫の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3。
報酬比例部分とは、夫が働いていた時の給与に応じて決まる部分です。
この計算は非常にややこしい為、詳しくは年金事務所に確認が必要ですが、
概算で、20年間会社員、厚生年金加入で月収30万円だった
⇒約25万円ほどが支給額になります。
(子のない30歳未満の妻は、5年間のみ受給可能)
つまり、遺族基礎年金+遺族厚生年金を合わせると元々の月収ぐらいの金額が毎月支給されます。
さらに、遺族厚生年金には中高齢寡婦加算や経過的寡婦加算という特別な加算があります。これらは、40歳以上65歳未満で子供がいない妻などが対象で追加で金額が加算されます。
日本の社会保険は非常に手厚いです。
その上で民間の保険がどこまで必要なのか?亡くなることより子供の教育費用などのお金は大丈夫??など総合的に考える必要があります。
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