目次▼
□年々減少するも保育施設での事故が絶えない
□事故の原因と対策“この夏の注意点”
□保育園ごとの違い?事故の少ない園の特徴とは
□年々減少するも保育施設での事故が絶えない
内閣府の発表:平成28年
死亡事故が9件、重篤な事故が12件
こどもの発育途中の保育施設においては、
年間のトラブルが絶えません。
- 2020年度:
全国で約1万件
主な原因は、
落下やぶつかり、噛みつき
などの子ども同士のトラブル - 2021年度:
全国で約9千件
主な原因は、前年と同様に子ども同士のトラブルでしたが、コロナウイルスの影響で保育園の利用者数が減少し、トラブルの件数も減少したと考えられます。 - 2022年度:
全国で約8千件
子ども同士のトラブルと
保育士の不足や疲労が大きな問題になっています。
保育士の離職率が高くなり、経験やスキルの低い保育士が増加しトラブルが増える状況となっています。
保育士の労働環境の改善をすることが、近々の重要課題ととらえられています。
具体的には
- 年間約300万円程度の給与
- 保育士の給与は地方自治体の基準に定められるため、地域によって公費から出る人件費額に差があること
- 事務員などがおらず、子供の保育だけでなく、会議や資料から手作りするなど業務負担が重い
- 保育士養成施設に通う学生には月額5万円の就学資金が貸与されるが、返済免除には条件があること
- 親からのモラハラがあり精神的に辛い
□事故の原因と対策“この夏の注意点”
“夏”
子供たちは夏休みなどで、外出するイベントも多くなり楽しい時期ですが、親御さんや保育士さんは気が抜けません。
それは、夏に子供の保育事故が多いからです。
- プールや川などで、溺れてしまう。
- 食べの物が暑さで痛み、食中毒になる
- 熱中症や日射病
- 蜂刺されや毒虫刺され
など
夏でなくても、
おもちゃの誤飲遊具設備での転倒
子供同士の接触事故など様々にトラブルが発生します。
事故防止の為に
- プール活動や水遊び中の溺れを防ぐために
誰かは必ず監視する。一時の目を離す瞬間に事故が起こります。トイレや食事、どのタイミングでも誰かがプールも代わりに見張れる環境が大切です。 - 食物アレルギーや感染症などの発症を防ぐために
こどものアレルギーを気を付けて、初めて食べるものには最新の注意を払いましょう。小麦など有名なアレルギー物質を食事する際には病院の空いている時間帯にしておくなど考慮しておくことが必要です。また、こどものアレルギー情報は保育園と必ず共有することが必須です。 - 熱中症や日射病を防ぐために
地球温暖化で異常な気温上昇もあります。無理に外出はしないことと、外出や屋外活動時は帽子や日焼け止めなどで日射対策を行いましょう。また、水分補給や休憩をこまめにおこない、屋内はエアコンなどで温度調整してください。 - 蜂刺されや毒虫刺されを防ぐために
子供だけで草むらや木陰などに行かせない。虫よけスプレーや長袖長ズボンなどで虫刺され対策を行ってください。
虫刺されがあった場合は早めに処置をしましょう。
□保育園ごとの違い?事故の少ない園の特徴とは
保育の環境は非常に過労を極めます。
保育士さんは非常に勤勉に保育に取り組んでくださっていますが、環境によってそもそも事故が起こりやすいとどれだけ一生懸命に保育に取り組んでも事故が起こります。
そこで、事故が少ない保育園から重要なことを学び取り入れていくことが子供たちの為となります。
- 保育園の安全対策
塀や棚の高さ、出入り口の防犯カメラなどが適切に配置されているか確認しておきましょう。塀の近くに家具や遊具があり乗り越えられないかなど、子供の目線での確認が重要です。 - 保育士の数が足りているか?
そもそも人数が少ないとことも達を見守ることは困難です。
一般的に、子供の年齢によって必要な保育士の数も変化します。概要ではありますが、
保育士一人で見る事ができる子供の人数は
0歳児が3人、1歳児が5人、2歳児が6人、3歳児以上が20人
と言われています。配置基準は地方自治体によって違いますが、時間帯によって下回っていると危険が増します。 - 保育園と保護者の連携
こどもの様子などを共有することで、お互いに注意点などを知っておくことができます。アプリやメールなどで定期報告をしたり、定期的な面談などで保護者の意見を聴くなど保育園が現状の保育を改善する余裕があることも大切です。
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