- 高校進学率の現状と課題
- 卒業しなくても大学に行ける?公認の制度
- 公認制度のデメリットも知っておく
□高校進学率の現状と課題
日本の進学率は、
2020年度には98.2%と過去最高を記録しました。
ほとんどの学生が高校に進学している現状があり、現在では“高校無償化”などが進んでいます。
日本が高い教育水準を誇る国であると思ってしましますが、
しかしながら、高校に入学した生徒のうち、
約3%が卒業していない事実があります。
高校へ入学してから卒業しない理由は様々ですが、
学習への興味や興味深いが低い、
学校やクラスに馴染めない、
家庭や経済的な事情がある、
体調や精神的な問題がある、
就職や進学の目標がない、
他にやりたいことがある などなど
個人的な理由や社会的な配慮が関与しています。
高校を中退することは、生徒にとって大きな決断であり、その後の人生にも影響も与えます。
仕事の幅が広がり、YouTuberなど学力が関係のない仕事はありますが、いまだに“大学卒以上”や“高校卒業必須”などの企業も多くあり、進路を決めていない人にとっては高校を卒業することは、人生において非常に重要なステップの1つとなっています。
そして、大学や専門学校への進学まで進むと、比較的に就職や転職がしやすくなるのも日本の現状です。
個人としての人間力を高めることも期待される高校では、卒業することが、高校生活の一つの成果でもあります。
卒業することがすべてではないですが、高校生活は、苦しいことや楽しいことが共存します。それらを乗り越えて卒業することで、自信や自己肯定感を高めることができます。
そして最近では、コロナ禍によってオンライン授業が一般的になってきました。オンライン授業は、場所や時間にとらわれずに授業を受けることができるという利点もありました。しかし、学校に通わないことで、学習意欲が低下する生徒が増えていることも事実です。高校生活は、学ぶだけでなく、友達との交流や部活動など、多くの経験をすることができる貴重な時間です。そのため、多くの学生は学校に通いながら勉学を学ぶことがよいとされています。
□卒業しなくても大学に行ける?公認の制度
高校卒業が不要な“公認”の制度とは、高校を卒業しなくても公認を取得できる制度のことです。
この制度は、高校に通えない人や高校を中退した人など、様々な事情で高校卒業資格を持たない人に対して、公認のチャンスを与えるものです。
高校の卒業資格がないことで、後々の進路に影響がでることを防ぐのに非常に有用な制度となっています。
公認の制度について詳しく説明
3つのポイント
公認の制度の種類と特徴
公認の制度には、
”大学入学資格検定(大検)”
”高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)”
の2種類があります。
大学入学資格検定(大検)
大検は、大学に入学するために必要な科目を受験することで、高校卒業と同等の資格を得ることができます。
大検では、国語・数学・外国語・社会・理科の5教科から必要な科目を選んで受験します。大検は年2回(春期と秋期)実施されます。
大検を取得することで、一般入試やセンター試験などで大学に挑戦することができるよになります。
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)
高卒認定は、高校で学ぶ内容に相当する科目を受験することで、高校卒業と同等の資格を得ることができます。
高卒認定では、国語・数学・英語・社会・理科・保健体育・音楽・美術・家庭科・情報科の10教科から必要な科目を選んで受験します。
高卒認定は年4回(1月・4月・7月・10月)実施されます。高卒認定を取得することで、専門学校や短期大学などへの進学や就職活動に有利になります。
公認を利用する方法と費用
公認を利用する方法は、まず受験する科目や日程を決めて申し込むことです。申し込みはインターネットや郵便で行うことができます。申し込み期間は各回の試験日の約2ヶ月前から約1ヶ月前までです。申し込み時には本人確認書類や写真などが必要です。
受験料は科目ごとに異なりますが、一般的には1科目あたり約3000円程度です。受験料は申し込み時に支払う必要があります。受験料は返金されませんので、注意してください。
受験した後は、合否や成績が発表されます。合格した場合は、公認の証明書が発行されます。証明書は進学や就職などで利用することもできます。
□公認制度のデメリットも知っておく
公認のメリットは、高校卒業が不要なので、時間や費用を節約できることです。また、自分のペースで勉強できるので、学習効率が高まることもあります。さらに、公認を取得することで、就職や進学などの進路選択の幅が広がります。
世の中が多様化しているなかで、必要がなければ高校卒業の資格は不要ですが、資格試験などの必須項目になっていることもあるため、高校の卒業資格が取れることは非常に重要です。
公認のデメリットは、
高校に通うことで得られる経験や人間関係が失われることです。また、自分で勉強することが必要なので、自分で勉強のペースを管理して達成するだけのモチベーションが求められることもあります。さらに、公認だけでは大学に入学することができず、入試や推薦などの別の方法を利用する必要があります。
公認を取得することで、自分のキャリアパスを広げることができるので、多くの人にとっては非常に魅力的な選択肢です。しかし、公認を取得するには、自己の努力が求められるため、簡単にはいかないことも事実です。公認を取得する前に、自分にとって最適な方法を見つけ、効率的に勉強を進めることが大切です。
また、公認を取得するということは、自分自身の自己啓発につながります。社会に出てからも、学び続けることができるため、将来のキャリアアップにも繋がるでしょう。さらに、公認を取得することで、自分自身の自信にもつながります。
最終的にはそれぞれに合った進学方法と仕事の働き方が開けることが大事だということですが、まだまだ日本はルールの国です。
自分のしたいことを叶えるために必要なことは調べて勝ち取っていって欲しいと考えます。
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