岸田 文雄の改革で大阪市の土地価格『値上げ』となるか?

『大阪市・北摂』地域情報

□岸田総理のインバウンド計画

岸田総理は観光、立国推進閣僚会議で
「新時代のインバウンド拡大計画」を決定しました。

この計画では、「外国人を呼び込む」だけでなく、
インバウンド需要をより大きく効果的に根付かせるためのビジネス、教育・研究、文化・スポーツ・自然の3分野を重点に、
約80の対話を実施し、国際的な人の交流の促進と拡大を目指します。

また、ビジネス目的での訪日外国人消費額の増加や国際会議の誘致、教育・研究分野では研究拠点の来訪や国際学会の開催・誘致を推進し、文化芸術・スポーツ・自然分野ではアート市場のシェア拡大やスポーツツーリズムの推進を目指します。

□円安で物が高くなるが、外国人には好都合?

日本銀行新総裁の植田総裁は、金融緩和政策の継続に慎重な姿勢を示している。

デフレ予想インフレが低下したことを改善する必要性を指摘し、2%のインフレ目標を達成と今後人々のインフレ期待を高めることが重要であると考えた。

一方、市場予想は急速に変化している。4月は円安が進んだが、5月以降はドル高となっている。 主な見通しは、米国の上昇であり、市場ではFRBの利下げ期待が一時的にあったが、銀行問題の収束などからの見方が修正された。アメリカのウォラーFRB理事は、インフレが依然高い状況を踏まえて、6月の利上げを見送りつつも、7月に利上げするを検討しました。

以前値上げが続く日本であるが、円安である状況が続けば外国人はより一層日本の不動産を手軽に買うことができる。

□大阪市が海外投資家に人気な理由『まだまだ土地価格が上がる!?』

大阪市の土地価格が上がる要素は大きく
  • 万博開催 2025年
  • 統合型リゾート(IR)カジノ 2029年
  • うめきた二期工事 2024年
  • なにわ線の延伸 2023年

【1】万博開催 2025年日本国際博覧会

開催期間は2025年4月13日から10月13日

会場は大阪市の人工島夢洲

テーマは「いのち輝く未来社会の」

サブテーマは

「デザインSaving Lives(いのちを救う)」

「Empowering Lives(いのちに力を考慮)」

人々の多様な価値観や生き方に対応し、持続可能な社会の実現を目指すものであり、健康や医療、カーボンニュートラル、デジタル化などの開催の意味としては、いのち輝く未来社会の実現、SDGsの達成やSociety5.0の実現に向けた実証の機会、日本の成長を高めるための起爆剤となることです。

【2】統合型リゾート(IR)カジノ 2029年

IRはカジノ、国際会議場、ホテル等を備えた大規模なリゾート規模で、大阪湾の人工島「夢洲」に初期投資約1兆800億円で建設され、約2千万人の年間警備員が見守る。

一方、長崎県の計画は継続審査中、佐世保市のハウステンボス内に誘致を計画し、2027年の開業を目指しているが認定施設は先送りとすること。

政府の認定は初めてでカジノ、ライセンス付与などの手続きが進めば、日本初のカジノになります。

【3】うめきた二期工事 2024年

大阪市北区の再開発地区で、JR大阪駅に直結する大規模な都市再開発プロジェクトです。

この地区は、オフィス、商業、ホテル、公共空間等が一体となっており複合的な都市空間となることが計画されています。

公園面積は約45,000㎡で、施設3棟、新築機能4棟、情報発信棟、大屋根イベントスペース、歩行者デッキ、立体広場、管理事務所などが設置される予定です。開催に先立って2024年夏先に先行開園し、2027年春先に全体開園を目指しています。

エリアオフィスでは、子育て支援施設をはじめ、公園の景色が楽しめる開放的なラウンジ、テラス、ダイニング、ワークスペースなどが設置され、多様化するワークスタイルに対応します。

ホテル部門では、ヒルトンによるスーパーラグジュアリーホテルとライフスタイルホテル、そして阪急阪神ホテルズによるアップスケールホテルが展開される予定です。

このプロジェクトは、イノベーション支援機関の入居を想定したオフィスや、会議室、講義室などの施設を備えた中核機能を持つ予定です。また、新たなライフデザイン・革新の創造を目指し、コワーキングスペースやSOHO、交流スペースなども整備されます。

【4】なにわ線の延伸 2023年

なにわ線は、2023年春に開業予定の新しい鉄道路線で、北梅田駅からJR難波駅と南海本線の新今宮駅を結びます。

大阪都心や京阪神圏の拠点都市と関西国際空港のアクセスを向上させる役割を担っています。

高速鉄道が整備し、JR西日本と南海電鉄が運行を担当します。 「新駅」は大阪駅と連絡通路でつながり、2023年春に開業予定で、特急列車の利用も可能となります。

さらに、新駅ではデジタル案内やホームドアなどの先進的な設備が導入される同様に、「中之島駅」も文化施設やビルが集まる中之島に設置され、近隣には美術館エリアやホテルなどもあります。

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