アメリカのインフレ率低下。中古車・トラックの価格の下落

目次▼
・低下の原因は何か？
・インフレは一時的なものか？
・連邦準備制度は何をしているのか？

アメリカ消費者物価指数（CPI）は、

消費者が購入する
物品やサービスの平均価格の変化を測定するもので、
労働統計局の最新レポートによると、
6月には0.2％上昇し、予想より低く、5月の0.6％増加に比べ低くなった。

年間インフレ率は4.9％で、
5月の5％から低下し、2008年以来の最高値であった。

低下の原因は何か？

インフレの低下は主に、
中古車・トラックの価格の下落によるもので、4月に7.3％、5月に10％急増した後、6月に1.2％減少した。

中古車市場は、
半導体の世界的な不足によって歪められ、新車の供給が減少し、中古車の需要が増加している。

BLSは、過去1年間のCPI全体の増加のうち、
中古車指数が3分の1以上を占めたと述べている。

インフレは一時的なものか？

6月のCPIレポートは、
パンデミックからの経済再開に伴って建設されてきたインフレ圧力の一部が、連邦準備制度が主張するように、緩和されるか一時的であることを示唆している。

しかし、
一部の経済学者やアナリストは、供給チェーンの混乱、労働力不足、強い消費者需要が物価を上昇させ続けるため、インフレが予想以上に長期化する可能性があると警告している。