対中国の軍事強化へ。インドとフランスが新たな協定で防衛関係を強める

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過去の取引
戦略的パートナーシップ
中国との関係性と対策

インドとフランスは、

両国がインド太平洋地域で強まる中国の自己主張に対抗しようとする中、数十億ドル相当の新たな防衛協定で戦略的パートナーシップを深めることで合意した。

過去の取引

これまでの関係は、
インドが2016年に87億ドルで発注したラファール戦闘機36隻に加え、フランスからラファール戦闘機36機とスコルペヌ級潜水艦6隻を追加購入することをインドが当初承認したと発表したことだった。

新たな協定は間もなく成立すると予想されており、

インドの軍事能力を強化し、フランスや他の同盟国との相互運用性を強化することになる。

戦略的パートナーシップ

両国はまた、防衛、安全保障、宇宙、民生用原子力エネルギー、海洋協力を網羅する緊密な戦略的パートナーシップを発展させてきた。

両国は、海軍が互いの基地や施設にアクセスできるようにする相互後方支援協定に署名している。


また、定期的に共同演習を実施し、
国連安全保障理事会や環インド洋協会などの多国間フォーラムでの行動を調整している。

フランスはまた、インドの国連安全保障理事会常任理事国入りと、核貿易を管理する国のクラブである核供給国グループへのインドの加盟を支持している。

中国との関係性と対策

最新の防衛協定は、インドとフランス両国がそれぞれの地域で中国からの挑戦に直面している時期に締結された。

インドはヒマラヤ山脈の係争中の国境沿いで中国との緊迫した対立に陥っており、昨年の衝突ではインド兵20名と不詳の中国軍兵士が死亡した。

フランスはまた、インド太平洋地域での中国の存在感と影響力の増大にも懸念を抱いており、中国は南シナ海をめぐって複数の国と領有権を争っており、人工島に軍事基地やインフラを建設している。

フランスは、レユニオン島やニューカレドニアなどの海外領土のほか、海軍基地や経済関係を有するインド太平洋地域に重大な権益を持っている。

インドとフランスは防衛関係を強化することで、
近隣地域でのいかなる侵略や強制も容認しないという明確なメッセージを中国に送りたいと考えている。

また両国は、パートナーシップを活用して、
国際法、主権、航行の自由の尊重に基づいてインド太平洋地域の規則と規範を形成したいと考えている。

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