セントルイス連邦準備銀行のバラード総裁が退任へ

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任期と貢献
金融政策に対する見解
政策決定委員会への影響

セントルイス連邦準備銀行を
14年間率いたジェームズ・バラード総裁が、

8月末に退任することを発表しました。

バラード総裁は、
金融政策、インフレーション、


そして連邦準備銀行の経済における役割について、
独立的で時には画期的な見解を持っていることで知られています。

任期と貢献

60歳のバラード総裁は、
1990年に経済学者としてセントルイス連邦準備銀行に入行し、2008年に総裁に就任しました。


彼は、
新型コロナウイルス感染症のパンデミックとその余波に対応するため、より積極的かつ柔軟な金融政策のアプローチを提唱してきました。

また、昨年採用された平均インフレ率2%を目指す新しい枠組みに対しても批判的な立場をとっています。

金融政策に対する見解

バラード総裁は、
経済の急速な回復とインフレーションの上昇により、もはや必要ではなくなったと述べ、連邦準備銀行が行っていた大規模な債券購入プログラムの縮小を求める最初の連邦準備銀行関係者の一人でした。


彼は、ルールや固定目標に依存するのではなく、
より柔軟でデータに基づく金融政策のアプローチをとるべきだと主張しています。

政策決定委員会への影響

バラード総裁の退任により、

12人の投票メンバーで構成される連邦準備銀行の政策決定委員会に空席が生じます。


バラード総裁は今年は投票メンバーではありませんでしたが、後任者は利上げやその他の金融政策に関する連邦準備銀行の意思決定プロセスに影響を与えることになります。

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